プチ整形は質で選ぼう
製剤と医療技術がポイント
美容整形で最近利用されることが多くなったボトックスは、注射を打つだけのたいへんシンプルな施術法です。たったそれだけの手順で、希望通りの小顔効果を得ることができます。しかしそのシンプルさゆえに、ちょっとした違いが結果に影響する可能性も否定できません。基本的にボトックス注射は、打つ場所と量によって仕上がりに大きな差が出る施術です。ゆえにちょっとしたさじ加減と打ち所の違いで、成功したり副作用が出たりといった結果の違いをもたらしかねない部分があります。そこをうまくコントロールできるのは、ボトックス小顔の豊富な施術経験がある医師だけです。解剖学の知識を持つうえ症例を何度もこなしてきた医師なら、絶妙な感覚とセンスでボトックスの施術を成功させてくれるでしょう。しかしボトックス注射を成功に導くには、医師の技術だけでは不十分です。それだけが突出していても、使用する製剤の質が悪ければどうにもなりません。ボトックス注射は、医師の技術と使用する製剤の質の良さが組み合わされてこそ初めて真価を発揮します。ゆえにボトックスの注射を受ける場合は、純度の高いボトックス製剤を使用している経験豊富な執刀医のいる病院が一番です。その二つの要素があってこそ、はじめてボトックスの効果は最大限に引き出されます。ボトックス注射の成否のカギを握る製剤の種類は、アメリカの大手製薬会社が製造販売している物とそうでない物では大きく信頼度が違います。選ぶ際は、必ずアメリカのアラガン社が製造販売しているボトックスビスタを使用している美容整形外科を選びましょう。なぜならアラガン社のボトックスは、国内で唯一厚生労働省に認可されている製剤だからです。厚生労働省の認可を受けるには、厳しい審査基準をいくつもパスしなくてはいけません。それをクリアした会社の製品ならば、副作用や成分についても安心して使用できます。ただし他の国の製剤も、決して品質において劣る物ばかりとは言い切れません。例として後発で販売されたドイツ製のゼミオンは、アラガン社の問題点をさらに改良して作られたとされる製剤です。ボトックスの元祖であるアラガンの改良版とあって、効果もそちらより長く継続するといわれています。他にもイギリス製の製剤は、アラガン社に劣らないレベルの品質のためこちらを併用している美容整形外科もあるようです。安価な発展途上国製と違い、これらの製剤は不純物も少なく、比較的安全に使用できる点からいってもかなり信頼できます。かたや発展途上国製の製剤の中には、製造環境や不純物の多さから敬遠されている物も少なくありません。そうした違いがあることからも、多少高くとも欧米製のボトックス注射を使用している美容整形外科をおすすめするわけです。